桐生市 桐生が岡遊園地・動物園

測定日:2017年9月25日 10:10~ 13:00 晴れ 東の風1m

測定地:群馬県桐生市宮本町4-1-1

測定方法 地上高5cm を歩行による移動測定、地上高5cm・50cmの定点測定

移動測定 平均空間線量 0.052μSv/h


  幼稚園で遠足に行くことになっているというママからのリクエストで測定しました。私がここを訪れたのは30年前です。遊園地の様子は30年前とほぼ同じで、設備の老朽化を感じました。園内には昭和レトロを思わせる古風な童謡も流れていました。

 さて、放射能に関しては、写真4の通路に一箇所だけ線量の高いポイントがありましたが、ここ以外はどこも問題のない値でした。全体的に舗装面が多く、セシウムがたまりそうな場所はあまりありません。

 


《 定点測定 》

空間線量は高くないですが、セシウムのピークは表れています。

年配のご夫婦とかわいらしいお孫さん、1組だけの貸切状態のメリーゴーランド。ふんわか楽しそうでした。空間線量は若干高めでした。

園内で唯一の高線量地です。埼玉県内のほとんどの市町村でしたら、除染基準値以上のホットスポットです。通路を歩くときは真ん中を歩きましょう。

セシウムのピークがみられません。自然放射線の影響でほんの少し高めになっているようです。


 動物園は30年前に訪れたときに比べると、大きく変わっていました。目玉のゾウは死んでいて(2017年4月に死去)、立派なゾウ舎だけが残っていました。しかし、ライオンやキリンがいたりして、地方の公営動物園としては、かなり充実した内容となっていました。 


《定点測定》

迫力あるライオンが悠然とつまらなそうに?こちらを見ています。裏の舎には赤ちゃんライオンがお母さんライオンと幸せそうに寝てました。

広場の裏側に変わった種類の鶏や孔雀、その他数種の鳥小屋がありました。一番隅にあるためか訪れる人はいません。誰にも見てもらえなくて寂びそうな鳥たちです。

広いゾウ舎がより広く感じます。アジアゾウのイズミは1964年4月からこの動物園にいたそうです。推定61歳。長い間、子どもたちに親しまれていた桐生が岡のシンボルだったんですね。


《まとめ》

桐生が岡遊園地・動物園の放射能は問題のないレベルです。測定は園内だけなので、ここだけを見て広い桐生市全体の汚染状況がわかるわけではありません。桐生市北部の山間部の状況は不明です。


桐生市 その他の測定ポイント

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