測定日:2017年6月10日 10:10~11:50 晴れ 南東の風2~3m
測定地: 埼玉県秩父市大滝985番地
測定方法 地上高5cm を歩行による移動測定、地上高5cm・50cmの定点測定
移動測定 平均空間線量 0.089μSv/h
前回2014年10月は50cm高で測定しました。そのときの平均が0,085µSv/h。今回は5cm高で0.089µSv/hです。また今回は前回測定しなかった第2駐車場も測りました。そのため平均線量も上昇しています。単純に比較はできません。
《 定点測定 》
写真1 空間線量は0.083マイクロシーベルトと若干高めの値ですが、右の表を見るとセシウム137のピーク(山)が見られません。自然放射線の影響が考えられます。
写真2 BMXコース南側の空き地です。きれいに草は刈ってありました。ここはセシウムのピークが見られますが、土壌は300Bq/kg程度、空間線量の値は、セシウム+自然放射線です。
写真3 あまり使われてない駐車場で緊急ヘリポートになっています。今回測定したところ、舗装面に接した部分のたまり土にセシウムが濃縮されているようで、ぐるっと周りが高線量になっていました。
写真4 この駐車場のなかで一番高かった場所です。6年3ヶ月経った濃縮ポイントですが、それにしても高い。土壌を測ったら10000ベクレルを超えるのでは?
測定時、駐車場に車がないので安全と思ったのでしょうか。小さな子どもが例の小さな自転車で、この駐車場を走り回っていました。ここでは小さな子どもを遊ばせないほうがいいと思います。
写真5 小さな子向けのコース上です。右の表から自然放射線が考えられます。簡易土壌測定の結果は150Bq/kg程度でした。
写真6 小石が多い場所です。セシウムがない訳ではありませんが、やはり自然放射線の影響もあると思います。
《まとめ》
滝沢サイクルパークはひとつの山を切り崩して開発された子ども向けMBのコースです。測定中空間線量は常に高めを示しました。しかしスペクトルグラフを見るとセシウムはあまり見られないことが多くありました。この山自体が自然放射線(岩・石等)を多く含むためと思われます。第2駐車場の濃縮された溜り土を見れば解るように、放射能が降らなかったわけではなく、ここの空間線量値は両方の合算値になると考えられます。
秩父市 その他の測定ポイント
羊山公園・ミューズパーク・大滝元気プラザ~栃本広場・滝沢サイクルパーク・中津峡森林科学館周辺
吉田取方総合公園、吉田農村公園(龍勢発射場)、大滝観光トイレ、出会いの丘(雁坂トンネル手前)
武甲山、三峯山頂
※秩父市の除染基準 面的0.23μSv/h(1m高、50cm高)、局所的1.00µSv/h(1cm高)
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